まずはご自宅での毎日のケアを正しく行うことが大切です。
自分ではしっかり磨けていると思っても実際はまったく磨けていない、ということも珍しくありません。
江崎歯科医院では、歯科衛生士によるデンタルサポートを行っています。患者さま一人ひとりに合った歯ブラシや歯磨き粉、その他フロスなどのケアグッズをご提案し、正しい使い方をご説明します。
また、歯みがきでは落とせない歯石などの汚れを除去して、かつ清潔なお口を保つには、歯科医院でのケアも欠かせません。
その一つとして、江崎歯科医院では専用器具を用いたプロによる歯の清掃「PMTC」を行うことをおすすめしています。単に汚れや黄ばみなどの着色を落とすだけでなく、汚れを付きにくくする、歯本来の白さを取り戻すことができるなどの効果があります。
12歳児のむし歯保有数を、「予防中心」の考え方が浸透しているフィンランドと比較すると、日本は約4倍むし歯が多いというデータがあります。
3〜6ヵ月に一回程度、定期健診と歯の掃除を受けることで、むし歯を予防できることはもちろん、治療にかかる医療費を削減できることもわかっています。
だからこそ、日本の大多数の方が持つ、むし歯にならないと歯科医院には訪れない「治療中心」の考え方を、むし歯になる前に通う「予防中心」に改めるべきなのです。
そしてむし歯予防のために歯の仕組みやむし歯のリスクを詳しく知ることで、健康への意識が高まり生活習慣の改善にもつながります。このように、むし歯などの病気を予防することは、健康で明るい人生を送るための重要なポイントにもなるのです。
また、お母さまがむし歯の治療をすることでお子さまに虫歯菌が感染するのを防ぎます。元々、赤ちゃんの口の中は無菌状態で、虫歯菌はいないのです。
1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月くらいをピークにお母さまをはじめ、周りの大人の口から虫歯菌は感染します。
つまり、周りの大人のむし歯を減らし、お口を清潔に保っておけば、お子さまの感染年齢を遅らせて、虫歯予防につながるのです。
妊娠中に歯科治療を受けるには、安定期の3〜8ヵ月の間がベストです。この時期は精神的・身体的に安定しているので、この時期を中心に治療計画をご提案します。
妊娠初期は重要臓器が形成される時期ですので、基本的に応急処置にとどめます。また、妊娠後期は出産を控え身体への負担が大きくなるので、無理のない程度まで治療を行います。